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2010年10月13日 (水)

まるで山岳霊場のような鎌倉の銭洗弁財天

先月の関東旅行では鎌倉にも足を運び、鎌倉市内にあるいくつかの神社仏閣等を周ってきました。
その中でも特に印象に残ったのは、住宅街のすぐ近くでありながらも山中に鎮座するため、まるで洞窟のような素掘りのトンネルをくぐって境内に入る、銭洗弁財天(正式名称は銭洗弁財天宇賀福神社)です。

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▲ 銭洗弁財天の境内入口。
岩肌にポッカリと開いているトンネルの入り口には鳥居が立っいて、ここから先が神域である事を示しています。

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▲ 銭洗弁財天の境内入口。
トンネルの内部が下りの勾配になっているのが判ります。

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▲ 境内入口のトンネル内。
床はフラッなので歩きやすいですが、天井や壁は岩肌のためゴツゴツしています。初めてここを通ると、ちょっとした探検気分です(笑)。

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▲ 境内入口トンネルを、境内側から見た光景。
こちら側にも鳥居が立っていました。ちなみに、この写真にいくつか写っている白い玉はいずれも雨の水滴です。変なものや不思議なものではありませんので御安心を(笑)。

同神社境内に立てられていた由緒書きの看板には、以下のように記されていました。その一部を抜粋させて頂きます。
鎌倉幕府の始祖源頼朝公(一一四七~一一九九)は、平家を討伐して治承七年(一一八三)幕府を樹立しましたが、永い戦乱によって国民の生活は苦しくなっていました。これを憂いた頼朝公は、人々の苦しみを取り除こうとして、神仏の加護を願って、日夜お祈りを捧げたのです。そのうち、文治元年(一一八五)の巳の月の巳の日に不思議なことが起りました。一人の老人が頼朝公の夢枕に現われて、「ここから西北の方向に仙境があり、きれいな泉が岩の間から湧き出しています。そこは清浄な地で福の神が住んでいて、その水を使っています。この水こそな真の神の霊水なのです。この水を絶えず使って、神仏をまつれば、人々は自然に信仰心を起こし、悪鬼や邪鬼も退散して、国内はすぐに平穏に治まります。私こそは隠里(かくれさと)の主である宇賀福です。」というとその姿を消しました。目を覚した頼朝公は、心から宇賀神を敬い、夢のお告げの通りに西北の谷に泉を見つけました。そこに岩窟を掘らせ、宇賀神をまつり、その水を使って神仏の供養を続けると国中は静かになり、人々は富み栄えるようになり、これがここの起りだといわれています。』
鎌倉でも特に由緒のある神社のうちの一つらしいです。

そして、この神社の大きな特徴は、弁財天をお祀りしている奥宮が、岩窟内にある事です。
境内全体が深い木々や高い崖に囲まれていて、更に境内にはトンネルや岩窟もあるため、通常の神社境内の景色とは明らかに異なる、まるで深山幽谷の山岳霊場のような、実に風情のある景色を醸し出しているのです。

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▲ 奥宮の岩窟入口。
写真の中央が岩窟で、その外にある、写真右側の社殿が本殿です。

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▲ 岩窟内。
天井からは沢山の千羽鶴が吊り下げられていました。ここは観光客の多い神社なのですが(但し私が行った時は平日の午前中でしかも雨天だったため参拝者は少なかったです)、単なる観光客向けの神社ではなく、地元の人々や崇敬者達からも厚い信仰を集めている様子が窺えます。

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▲ 岩窟内。
岩窟内には、鎌倉五名水の一つとされる霊水が湧き出て貯まっている所があり、その水でお金を洗って使うと何倍にもなって返ってくるという信仰があるため、いくつものザルが置いてありました。

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▲ お札や硬貨などのお金をザルに入れて直接水で洗っている参拝者。
ここを訪れる一般の観光客には、この神社は“お金を洗う神社”として認識されている事が多いようです。

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▲ 銭洗弁財天の奥宮。
岩窟の奥にあって、銭洗弁財天への信仰の中心となっている場所です。

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