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2010年10月

2010年10月15日 (金)

アルプス山脈を貫く世界最長のトンネルが今日貫通

今日、青函トンネル(全長53.85km)の記録を超える世界最長のトンネルが、スイスで貫通しました。
以下は、今日のYahoo!ニュースからの転載です。

世界最長、57キロのトンネル貫通=25年ぶり青函抜く―スイス

【ジュネーブ時事】スイス南部のアルプス山脈で掘削が進められていた全長56.7キロの鉄道トンネル「ゴッタルドトンネル」が15日、着工から約10年を経て貫通した。これにより、スイスとイタリアを結ぶ巨大プロジェクトの要所が完成。1985年に本坑が貫通した日本の青函トンネルが持つ約54キロの世界最長記録を25年ぶりに塗り替えた。
同トンネルはエルストフェルドとボディオの二つの町をほぼ直線でつなぐ。アルプス山脈の地下深くを南北に貫くことで平たんなルートとし、最高時速250キロでの運行が可能。2017年以降にスイス・チューリヒとイタリア・ミラノ間の所要時間を現在の3時間半から1時間程度短縮する計画だ。
貫通式はアルプス山頂の地下2300メートルのトンネル中央付近で行われ、多くの作業員らが見守る中、最後に残った厚さ1.5メートルの岩盤が掘削機で突き破られた。式に参加したロイエンベルガー運輸相は「プロジェクトを信じない人もいた。トンネル貫通で欧州の交通網が前進する」と成功をたたえた。

そして、以下は、今日の産経ニュースからの転載です。

青函トンネル抜かれる スイスで世界一の57キロが貫通

スイス・アルプスを貫く世界最長となる約57キロの鉄道トンネル「ゴッタルドトンネル」が15日、貫通した。津軽海峡を隔てた青函トンネル(53.85キロ)が持つ記録を上回る。
貫通式はアルプス山系中央部にあるセドルン渓谷の約800メートル地下に設置された緊急避難用の駅近くで実施。セドルンはトンネルのほぼ中間地点に位置する。
ゴッタルドトンネルはスイスの最大都市チューリヒからイタリア・ミラノに抜ける旅客の利便性向上に加え、温室効果ガスを大量に排出するトラック輸送から排出がほとんどない鉄道輸送に物流の手段を切り替える役割も担う。
青函トンネル建設のきっかけのひとつは、1954年に津軽海峡で連絡船が沈没した「洞爺丸事故」だったが、ゴッタルドトンネルに関しては、地球温暖化防止も重要な要素となっている。(共同)

どちらの記事も、青函トンネルの記録が塗り替えられた事が強調されていますが、青函トンネルが世界最長の海底トンネルである事は依然として変わりありません!
技術的には、山岳でのトンネル工事よりも海底でのトンネル工事ほうが大変でしょうし(青函トンネルの工事中は何度も出水事故が起こっています)、私としてはやはり日本の技術は世界最高レベルにあると確信しています!

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2010年10月13日 (水)

まるで山岳霊場のような鎌倉の銭洗弁財天

先月の関東旅行では鎌倉にも足を運び、鎌倉市内にあるいくつかの神社仏閣等を周ってきました。
その中でも特に印象に残ったのは、住宅街のすぐ近くでありながらも山中に鎮座するため、まるで洞窟のような素掘りのトンネルをくぐって境内に入る、銭洗弁財天(正式名称は銭洗弁財天宇賀福神社)です。

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▲ 銭洗弁財天の境内入口。
岩肌にポッカリと開いているトンネルの入り口には鳥居が立っいて、ここから先が神域である事を示しています。

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▲ 銭洗弁財天の境内入口。
トンネルの内部が下りの勾配になっているのが判ります。

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▲ 境内入口のトンネル内。
床はフラッなので歩きやすいですが、天井や壁は岩肌のためゴツゴツしています。初めてここを通ると、ちょっとした探検気分です(笑)。

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▲ 境内入口トンネルを、境内側から見た光景。
こちら側にも鳥居が立っていました。ちなみに、この写真にいくつか写っている白い玉はいずれも雨の水滴です。変なものや不思議なものではありませんので御安心を(笑)。

同神社境内に立てられていた由緒書きの看板には、以下のように記されていました。その一部を抜粋させて頂きます。
鎌倉幕府の始祖源頼朝公(一一四七~一一九九)は、平家を討伐して治承七年(一一八三)幕府を樹立しましたが、永い戦乱によって国民の生活は苦しくなっていました。これを憂いた頼朝公は、人々の苦しみを取り除こうとして、神仏の加護を願って、日夜お祈りを捧げたのです。そのうち、文治元年(一一八五)の巳の月の巳の日に不思議なことが起りました。一人の老人が頼朝公の夢枕に現われて、「ここから西北の方向に仙境があり、きれいな泉が岩の間から湧き出しています。そこは清浄な地で福の神が住んでいて、その水を使っています。この水こそな真の神の霊水なのです。この水を絶えず使って、神仏をまつれば、人々は自然に信仰心を起こし、悪鬼や邪鬼も退散して、国内はすぐに平穏に治まります。私こそは隠里(かくれさと)の主である宇賀福です。」というとその姿を消しました。目を覚した頼朝公は、心から宇賀神を敬い、夢のお告げの通りに西北の谷に泉を見つけました。そこに岩窟を掘らせ、宇賀神をまつり、その水を使って神仏の供養を続けると国中は静かになり、人々は富み栄えるようになり、これがここの起りだといわれています。』
鎌倉でも特に由緒のある神社のうちの一つらしいです。

そして、この神社の大きな特徴は、弁財天をお祀りしている奥宮が、岩窟内にある事です。
境内全体が深い木々や高い崖に囲まれていて、更に境内にはトンネルや岩窟もあるため、通常の神社境内の景色とは明らかに異なる、まるで深山幽谷の山岳霊場のような、実に風情のある景色を醸し出しているのです。

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▲ 奥宮の岩窟入口。
写真の中央が岩窟で、その外にある、写真右側の社殿が本殿です。

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▲ 岩窟内。
天井からは沢山の千羽鶴が吊り下げられていました。ここは観光客の多い神社なのですが(但し私が行った時は平日の午前中でしかも雨天だったため参拝者は少なかったです)、単なる観光客向けの神社ではなく、地元の人々や崇敬者達からも厚い信仰を集めている様子が窺えます。

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▲ 岩窟内。
岩窟内には、鎌倉五名水の一つとされる霊水が湧き出て貯まっている所があり、その水でお金を洗って使うと何倍にもなって返ってくるという信仰があるため、いくつものザルが置いてありました。

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▲ お札や硬貨などのお金をザルに入れて直接水で洗っている参拝者。
ここを訪れる一般の観光客には、この神社は“お金を洗う神社”として認識されている事が多いようです。

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▲ 銭洗弁財天の奥宮。
岩窟の奥にあって、銭洗弁財天への信仰の中心となっている場所です。

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2010年10月 2日 (土)

東京湾を横断する海底トンネル

先月の関東旅行では、神奈川県横浜市(横浜駅東口バスターミナル)から千葉県市原市(五井駅前)まで、東京湾アクアラインを経由する高速バスに乗って移動しました。

東京湾アクアラインとは、神奈川県川崎市から東京湾を横断して千葉県木更津市へ至る、総事業費約1兆4,409億円をかけて平成9年12月に開業した、全長15.1km、4車線の高速道路の事です。
東京湾アクアラインのうち、川崎側の9.6kmが「アクアトンネル」と呼ばれる海底トンネルに、木更津側の4.4kmが「アクアブリッジ」と呼ばれる海上に架かる橋になっていて、東京湾の中央より少し東寄りに位置するその境(アクアトンネルとアクアブリッジの接続部)には人工島が築かれていて「海ほたるパーキングエリア」が開設されています。
今回の旅行では、このアクアラインを通るバスに乗って、東京をスルーして横浜から直接市原へ向った事により、都内を経由して横浜から市原へと向うルート(所要2時間)に比べ移動時間が半減し、1時間弱程度で市原に着く事ができました。

下の写真2枚は、走行中のバス車内から撮影した、全長9.6kmの海底トンネル「アクアトンネル」の川崎側の入口です。このトンネルが、川崎から海ほたるに至るまでの、東京湾を約3分の2横断するルートになっています。

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下の写真は、今から10年程前に「海ほたるパーキングエリア」に立ち寄った際に同地で撮影してきた、木更津側の景色です。この時は、川崎からバスに乗って海ほたるまで行き、海ほたるを見学してから、木更津へは渡らずにUターンしてまた川崎へと戻ってきました。
この写真からは、海底から海上に出てきた道路がそのまま「アクアブリッジ」となって木更津方面に伸びているのがお判り戴けると思います。

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