« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

2010年9月

2010年9月29日 (水)

とても珍しい懸垂式モノレールのトンネル

私は今月の26~28日にかけて、2泊3日の日程で関東方面を旅行してきたのですが(凡そ、札幌→羽田→茅ヶ崎→藤沢→江ノ島→横浜→アクアライン→市原→新宿→鎌倉→横浜→羽田→札幌、という行程)、江の島から大船までは湘南モノレールの江の島線に乗ってきました。
江の島線は、鎌倉市の大船駅と藤沢市の湘南江の島駅間を結ぶ全長6.6km、全8駅、所用時間約14分の、全線単線の路線です。

湘南モノレールは、所謂“またがる”タイプではなく“ぶらさがる”タイプの、懸垂式と呼ばれる形式のモノレールで、日本国内では湘南モノレール、千葉都市モノレール、東京都交通局の上野懸垂線(上野動物園内の路線)くらいしかなく(但し広島市安芸区のも含める場合があります)、日本では少数派の形式とされるモノレールですが、“またがる”タイプの跨座式に比べ、走行中は左右の揺れが大きくなる反面、カーブでは重心の移動にあわせて自動的に車体が傾くため速度制限が然程厳しくならないという利点もあり、多数派を占める跨座式モノレールに比べて決して劣っているという訳ではありません。
線路が車体の上にあるため、眼下に広がる見晴らしも跨座式より快適で、個人的には、乗っていて楽しいのは跨座式よりも懸垂式、というイメージを持っています。

ところで、今回私が乗車してきた湘南モノレールの江の島線には、2ヶ所のトンネルがありました。
国内の懸垂式モノレールの路線でトンネルがあるのは湘南モノレールだけらしいので、とても珍しいトンネルといえます。

下の写真は、湘南江の島駅から大船駅まで私が乗車したモノレールの正面から走行中に撮影した、鎌倉山トンネルに入る直前の風景です。
鎌倉山トンネルは、同線に2ヶ所あるトンネルのうち長いほうのトンネルで、同線で駅間距離最長の西鎌倉駅~湘南深沢駅間2.1kmのほぼ中間(どちらかというと西鎌倉寄り)にあります。

_01

下の写真は、トンネル内を走行中に撮影した、前方の景色です。出口の直前なので、前方からは外の光が射しています。

_02

下の写真は、トンネルを抜けた直後に撮影した、前方の景色です。大船方面行きのモノレールに乗った場合、鎌倉山トンネルを抜け出た直後は、このように切り通しになっています。

_03

湘南モノレールは、他のモノレールの路線同様、道路の上を走る区間が最も多いのですが、その一方で、地面すれすれで住宅の軒先をかすめて走ったり、山中の切り通しを走ったり、トンネルをくぐったりし、また、高低差もかなりあって勾配や道路の傾斜に沿って上に下に右に左にと、路線に変化があるので、乗っていて飽きない(あくまでも私の主観ですが)とても楽しいモノレールです。
全線が単線なので、2線ある停車駅では必ず対向車と待ち合わせを行ない、それもまたローカルな風情があって楽しいです!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 2日 (木)

岩穴の中に鎮座する太田神社

私は今年の7月、友人達と一緒に、札幌からだと車で4時間以上かかる、道南のせたな町大成へ行き、大成にある太田山という山を登ってきました。
太田山の山中には、「日本一危険な神社」として過去に何度かテレビなどで紹介されている太田神社の本殿が鎮座しており、その太田神社を登拝してきたのです。

太田神社は具体的に何が危険なのかというと、例えばウィキペディアの「太田山神社」のページには以下のように記されています。
当神社は太田山の中腹にあるものの、社殿までの道程は急勾配の階段や整備されていない道・崖などが連続している。道道沿いに最初の鳥居が建っているが、そこからは平均45度の斜度を持つ急峻で結構長い石段が現れる。それを過ぎると草木の生い茂る獣道にも似た山道や足場が続く。付近一帯はヒグマの生息地であり、更に夏季になるとブヨ・蚊・ハチやマムシを見ることが出来る。その山道の果てに高さ7mはある北尋坊の崖があり、そこをザイルで手繰りながら登ったところに太田山神社の本殿が建っている。
太田神社本殿へ続く参道は、神社としては考えられない程急峻で険しく、本殿に辿り着くまでの道程はまさにサバイバルです!

Cimg0838

▲ 本殿が鎮座する岩穴のある絶壁。
太田神社の本殿は、垂直にそそり立つ絶壁の中腹に空いている岩穴(小さな洞窟)の中に鎮座しており、本殿にお参り行くには、岩穴から下に吊り下がっている鉄鎖に手と足を掛けながら、その絶壁をよじ登らなければなりません。

Cimg0843

▲ 岩穴の入口。
岩穴に辿り着くと、その入口には3段程の石段があり、ここを登り切るとようやく本殿に到着します。道道に面した鳥居(その鳥居前までは車で行けます)からこの岩穴まで、慣れている人だと30分程で登れるらしいですが、初めて登った私達はほぼ1時間かかりました。

Cimg0842

▲ 岩穴の中に鎮座する太田神社本殿。
ここでは猿田彦大神という神様をお祀りしています。その困難な立地から、一般の参拝者はまずほとんど来る事のない場所ですが、太田山は道南を代表する霊場でもあり、修験者などは今でもよくここにお参りに来ているそうです。とはいっても、私達が太田山を登った時は、行きも帰りも誰ともすれ違いませんでしたが…。

Cimg0853

▲ 本殿を横から撮影。
本殿は、このように岩穴にめり込むようにして建っています。このような険しい場所に、よくこれだけの資材を運び、組み立てる事ができたものだ、と感心してしまいす。

なお、この時の太田神社参拝の様子は以下の記事でも紹介させて頂きましたので、興味のある方はこれらの記事も御覧下さい。
http://shinbutsu.at.webry.info/201007/article_3.html
http://bridgelove.exblog.jp/13010387/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »