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2010年5月

2010年5月26日 (水)

熊本城本丸御殿の地下通路

先週、旅行で九州北部(福岡・久留米・熊本)方面を訪れた際、熊本のランドマークでもある熊本城を見学してきました。
時間の都合により今回は天守閣へは上りませんでしたが、3年前に熊本城を見学した時(その時は天守閣に上りました)は復元工事中だった本丸御殿が完成していたので、今回は本丸御殿の中を見学してきました。

2,951平方メートルもの広大な延床面積を誇る本丸御殿(ちなみに復元工事の総事業費は約54億円)の中心となっているのは巨大な「大広間」で、特に、大広間の一画を構成している最高格式の部屋「昭君の間」は、華麗な天井画や襖絵で煌びやかに装飾されていて、本丸御殿の最大の見所となっているのですが、私が、その「昭君の間」と共に特に印象に残ったのは、本丸御殿の地下通路です。
シャッター速度を遅くして撮影したためちょっとブレていますが、下の写真がその地下通路です。

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本丸御殿の床下にあるこの通路は「闇(くらが)り通路」とも云われ、両側は、白く漆喰の目地を施した石垣で囲まれており、本丸御殿への正式な入口である玄関があった通路でもありました。ですから、お国入りする殿様も必ず歩いていた通路なのです。
このような地下通路は他の城郭には類例が無いそうで、とても貴重なものだそうです。

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2010年5月22日 (土)

多くの殉職者を出す難工事の末に完成した六甲トンネル

一昨年7月25日の記事「ふたつのトンネルに挟まれた新神戸駅」では、六甲山の斜面にかなり強引に建てられた新神戸駅を挟むようにして東西それぞれの山を貫いている二つのトンネルのうち、西側(西明石・博多方面)にある神戸トンネル坑門の写真をアップさせて頂きましたが、今日の記事では、東側(新大阪・東京方面)にある六甲トンネル坑門の写真をアップさせて頂きます。
これら2枚の写真は、いずれも先週、神戸・九州北部方面を旅行した際に新神戸駅のホームから撮影したものです。

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兵庫県の六甲山を東西に貫いている六甲トンネルは、山陽新幹線の新神戸~新大阪間(新神戸駅の東側すぐの場所)にある新幹線複線鉄道トンネルで、難工事の末に昭和45年10月に貫通し、昭和47年3月に開業(供用開始)しました。
阪神間の密集市街地を避けるため六甲山に掘削されたのですが、六甲山には大小の断層破砕帯が縦横に走っているため、地質を調べるため数多くのパイロットトンネル(先進導坑)が掘られ、トンネル全体を7工区に分割して、中間部に斜坑5本、横坑1本、立坑1か所のトンネルが設けられました。
しかし、軟質岩石(岩盤崩落)と湧水(地下水の噴き出し)のため工事は難航を極め、完成までに54名もの方々が殉職しました…。

トンネルの全長は16.25kmで、山陽新幹線の西の発着駅が岡山だった当時は日本一の長さを誇るトンネルで、平成12年に東北新幹線の岩手一戸トンネルが開通するまでは、新幹線トンネルの中では大清水トンネル(22.2km)、新関門(18.7km)トンネルに次ぐ総延長第3位の長さを誇るトンネルでもありました。
ちなみに、現在最も総延長が長い新幹線トンネルは、今年12月に開業する東北新幹線八戸~新青森間にある八甲田トンネル(26.5km)で、このトンネルは陸上トンネルとしても日本最長のトンネルです。

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