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2009年7月 9日 (木)

道道454号小樽海岸公園線のトンネル群

先日、所用により車で小樽に行ってきた際、少し寄り道をして、道道454号小樽海岸公園線(小樽市稲穂2丁目~同市祝津3丁目間を結ぶ総延長6.0kmの一般道道)を走って祝津まで行ってきました。
小樽の最北部に位置する祝津地区は、小樽水族館、鰊(にしん)御殿、祝津マリーナなどがある観光地としても知られていますが、私はそれらの観光施設を見に祝津へと行ってきた訳ではなく、稲穂から祝津に至る、その道道にある3本のトンネルと、それらのトンネルの開通により廃止された2本の旧トンネルを見に行ってきたのです。

下の写真が小樽市の広域図で、この地図の上方に記されている赤線の四角い枠部が、それらのトンネル群がある場所です。

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下の地図は、上の地図の赤線の四角い枠部を拡大したものです。
現行のルートでは、北から南に向かって、新祝津トンネル(235.5m)、豊井トンネル(146m)、新高島トンネル(519m)の3本のトンネルがあり、一方、海寄りを走る旧道には、北から南に向かって祝津隧道、高島隧道の2本のトンネルがありました。

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前述のように祝津は小樽を代表する観光地の一つでもあるため、小樽市中心部近くの稲穂と小樽市北端の祝津を結ぶ道道454号は観光道路としても機能しているのですが、旧ルートの高島~祝津間は急カーブが多い上、トンネル(祝津隧道と高島隧道)の高さや幅員は大型車の擦れ違いができないほど狭かったため、事故や渋滞が多く発生し、新たなルートの建設が望まれていました。
そのため、3本の新トンネルを有する新たなルートが造られる事になり、まず、3本のトンネルの中では最も長い新高島トンネルが昭和62年に開通し、次いで豊井トンネルと新高島トンネルが開通し、平成16年に完全に現行ルートに切り替わりました。
3本の新しいトンネルは、海水浴シーズンを想定して幅2.5mの歩道も完備されています。

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上の写真は新高島トンネルの坑門で、祝津に向かう場合、まずはこのトンネルをくぐる事になります。
坑門のすぐ手前で右側に分岐している道は旧道で、この旧道の先には高島隧道があります。

Cimg0270

上の写真は、昭和32年に開通した高島隧道の南側坑門です。
現行ルートの開通後、祝津隧道は閉鎖されたものの高島隧道は暫くの間通行できたそうですが、御覧のように現在は高島隧道も完全に閉鎖されています。

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上の写真は、現行ルートの3本のトンネルの中では中央に位置する豊井トンネルで、祝津に向かう場合、新高島トンネルの次にくぐるトンネルです。

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上の写真は、3本のトンネルの中では最も祝津寄り(北)に位置する新祝津トンネルです。
ちなみに、現在の坑門の右側奥に見える坑門が、昭和34年に開通した祝津隧道です。

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上の写真は祝津隧道の坑門です。
高島隧道と祝津隧道は、このように現在はどちらも閉鎖されていますが、現行ルートに切り替わった後も、これらのトンネルの前後の道路は廃道になっていないため(今でも夏場は海水浴客や釣り人が多く利用しています)、閉鎖されたトンネルの坑門までは容易に到達する事ができます。

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