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2009年2月17日 (火)

東京にある「ルルドの洞窟」

一昨年の12月上旬、2泊3日の日程で東京を旅行してきた際、私は、都内にあるいくつもの神社仏閣、博物館、史跡などを、限られた日程の中でかなり精力的に見学してきたのですが、文京区関口に立ち寄った時には「東京カテドラル」という、カトリックの教会(東京教区の司教座聖堂)も見学してきました。

東京カテドラルは、高さが39.4mもある巨大な聖堂である事に加え、教会としては奇抜なデザインである事、建物全体が陽に反射して銀色に輝いている事などから、遠くからでもかなり目立つ建物でした。しかし私としては、その聖堂よりも、教会敷地の奥にあった「洞窟」が気になりました。
その洞窟の入口には柵が設置されていて内部には入れないようになっていたため、奥行きなどは分かりませんでしたが、そもそも東京の中心部に近い場所に、このような洞窟が存在するという事に驚きました。
もっとも、これは自然の洞窟ではなく人工的に造られた洞窟なのだそうですが、それにしても、まさか文京区で洞窟が見られるとは思いませんでした。

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この洞窟の前に立てられていた看板には、以下の解説文が記されていました。
ルルドはフランスの西南、ピレネー山脈の奥地にある町です。今から凡そ百二十年前(一八五八年)キリストの御聖母マリアが、町はずれの洞窟で、ベルナデツタという少女にお現われになつて、世界の人々の改心のため、また平和のために祈るようにおすすめになりました。そして、そのあかしとして、霊泉がわき出で、その水を飲み或はそれに浸つた人たちのうちに、不治の病が完全になおるという奇跡が行われ、今日もなお続いております。教会は厳正な科学的調査の末、一八六二年その事実を認め、そこに教会を建てて人人の参詣をゆるしました。現今の巡礼期には全世界から一日に七万ないし三十万人の参詣者が集まるということです。この洞窟は実物と全く同じ大きさで、一九一一年(明治四十四年)仏人宣教師ドマンジエル神父が建てたものです。

日本でいえば江戸時代末期に当る安政4年(井伊直弼が大老に就任したり、日米修好通商条約が調印されるなどした年)、スペインとの国境に近い、フランスのルルドという田舎の洞窟に、聖母マリアが現れるという奇跡が起こったそうで、東京カテドラルの敷地内にあるこの洞窟は、奇跡が起こったと伝えられるそのルルドの洞窟そっくりに再現されたものなのだそうです。
ちなみに現在のルルドは、人口約1万5千人の小さな町ですが、全世界から年間500万人もの信徒達がお参りに訪れる、キリスト教を代表する有名な巡礼地となっているそうです。

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